売上高の伸ばし方について
売上高をどうやって伸ばすか考える上で、売上高を分解して考えることは非常に重要です。
売上高は、「客数」と「客単価」の2つの要素に分解されます。
例えば、
・小売業であれば「客数×1人当たり商品購買金額」
・サービス業であれば「客数×1人当たり選択サービス金額」
・ホテル業であれば「客数×選択宿泊メニュー金額」
・塾であれば、「生徒数×選択受講プラン金額」
このような形に売上高を分解することができます。
非常に当たり前なことに感じるかと思われますが、自社についてもこの分解をしっかりと行い、どの部分に問題・課題があるのかを考えることが大切です。
例えば、売上高が毎年下がっているような状態で、闇雲に高価格品の開発を進めるというのはいかがでしょうか。売上低下の原因は客単価の低下ではなく客数の減少にあり、さらに分析していけば客数の減少はリピート客の減少が原因かもしれません。そうであれば、売上高増加の具体策は、高価格品開発ではなく、例えばポイントカード導入などリピート率向上策になるはずです。
このように、売上高増加に向けた具体策決定に向けて、売上高を要素に分解することは非常に重要です。もちろん、コンサルティング業務の御依頼を頂ければ時系列毎にこれらの分析・課題抽出を行いますので、お気軽にご相談いただければと思います。