安全性の目安について


自社の財務的な安全性については、銀行の方とのやりとりなどで耳にする方も多いかと思います。例えば、「流動比率が低いですね」「自己資本比率に問題があります」などです。安全性については融資の際など特に話題に挙がる指標かと思います。では、その安全性にはどのような指標があるのでしょうか。


企業の安全性を測る指標としては、

 

・流動比率

・当座比率

・自己資本比率

・運転資金サイト差

・固定長期適合率


などを始めとして、たくさんの指標があります。

例えばこの中の「流動比率」については、このような計算によって求めることができます。


流動比率の計算式


流動比率=流動資産÷流動負債


このような計算式です。流動資産や流動負債については、貸借対照表(BS)の値を使っていただいて問題ありません。

この流動比率を言葉にすると、流動負債に対する流動資産の割合です。言い換えると、会社の短期的な支払い能力を表す指標であるといえます。

そして流動比率の目安として、


・200%以上なら優良

・110%以上であれば普通

・100%を切ると危険

 

というのが1つの目安になります。もちろん100%を切っているからと言って即倒産の危機というわけではありませんが、主に資金繰りの面から大きな圧迫を受けることになりかねません。

 

 

また、流動比率と同じく安全性を示す指標に自己資本比率があります。こちらについてもよくご質問を頂いており、特に「自己資本比率がマイナスだが大丈夫なのだろうか」というご質問です。

これについて以下の記事で説明しておりますので、ぜひご確認ください。
自己資本比率がマイナスとは?

 

 

実務では、こういった各種指標の分析に留まらず、どうやって改善していくべきかという具体策まで御提案いたします。また、当然ながら分析指標も上記のみを用いることなく多面的に分析致しますので、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。

トップへ戻る